もう1ヶ月ほど前の事ですが、動作分析の時に使える無料アプリについて記事を書いたことがあります。
その時の手順として、
①カメラアプリで写真を撮る
②撮った写真を別アプリで加工(線を引いたり、角度計測したり。治療前、治療後両方加工する)
③加工した画像2つをまた別アプリで1画面に合成する
といった感じで、複数のアプリを使っての編集、加工で少々めんどくささがありました。
ところがどっこい!
これらの操作を全て1つのアプリでできるツワモノが現れたのです!
そいつがこちら!
という事で今回、このアプリの使い方を細かくレビューして参りたいと思います!
撮影方法
さて、立ち上げるとこのような画面になります。
普通のカメラアプリとほぼ同じ画面ですが、下のバーに色々と機能が付いています。
まず、右下のグリッドというアイコンをタップしますと、
このように、グリッド線の細かさを選択できます。
細かく線を引いておきたいのであれば10×15、普通でいいなら6×8など、用途で付け直すことができます。デフォルトは7×10となっています。
次に、右から2番目のボディガイドをタップしてみます。
すると、ぽっちゃりした女性、細身の女性、男性の3種類の、それぞれ前面、側面、後面といったアイコンが出てきます。
ぽっちゃりした女性の前面をタップすると、
このように、選択した絵のガイドが表示され、この絵に合わせて撮影することができます。
また、治療前後で画像を比較する時に、対象者を出来るだけ同じ角度、同じ距離で撮影しなければなりません。その時に使えるのが、左から2番目のアイコンの『透過ガイド』です。
これをタップすると、撮影した画像をカメラロールから呼び出し、透過された状態で表示されます。
これで、治療後に撮影する時のガイドとなり、より正確な画像を撮影できます。
なお、これらの機能を複数付加できるので、グリッド線とボディガイドを同時に表示することなども可能です。
これらの機能を使って、正確に画像を撮影することが可能となります。
次は、画像の編集について述べていきます。
画像の角度測定、2画面表示
画像を撮影すると自動的に編集画面に入ります。また、撮影画面で一番左の『カメラロール』を選択すると、スマホ内に保存されてある画像を編集できます。
画像を選んで表示するとこのような感じです。
角度計測
ここで画像から角度を測定する場合、下の角度計測アイコンをタップします。
ここで1つ〜3つの角度を計測できます。
画像では股関節の角度を測定します。
ポイントを移動させて当てると、上部に角度が表示されます。
編集した画像は、右下の保存ボタンでカメラロールに保存できます。
画像を2画面表示
編集した画像を見比べる場合は、ビフォーアフターを選びます。
並べて表示するか、重ねて表示するかを選べます。
並べて表示する場合、もう1つの画像をカメラロールから選び並べます。ビフォーとアフターは入れ替えることもできます。
重ねて表示すると、このようになり、右端のラインからビフォーとアフターの画像濃度を変えることができます。
まとめ
以上のように、撮影から編集、2画面表示まで一つのアプリでできるのは、現場でとても使いやすいです。またこのアプリ、無料で使用できるのも嬉しいところです。
現場でのデータ収集や、対象者へのフィードバックに利用していただけたらと思います。
本日は以上です、最後まで読んでいただきありがとうございます。